シリーズ・コンプレックス・シーイングとは、演出家・阿部初美が、ドラマトゥルク、俳優、多分野のアーティストらと共に、さまざまな立場や価値観からなる現実社会を、ひとつの物語として描くのではなく、ドキュメンタリー的手法も織り交ぜながら、複数の目線を同時にあわせもつ「場」として、演劇によって思考しようとするシリーズです。
劇作家のブレヒトは、観客が物語の流れのなかで、流されながら見るだけではなく、流れの上空から見ることの重要さを指摘し、そんな複数の位置からのまなざしを「複合的な見方 the complex seeing」と呼んでいます。本シリーズはこの言葉を手がかりにしています。
作品一覧
- Vol.0 4.48 サイコシス(2006)
サラ・ケインの遺作から現在の日本社会の痛みへ… - Vol.1 アトミック・サバイバー ~ワーニャの子どもたち(2007)
ダンボール製のミニチュアが描き出す原子力エネルギーの全貌! - Vol.2 エコノミック・ファンタスマゴリア(2008)
お金ってどこへ行くの? 経済の実体って何? 演劇による経済入門