稽古日記4 〜はじめての2回通し
谷川清美
今日はじめて、作品を2回通した。
というのも、初日ソワレで幕が開くと、2ステージが2日続き、ラストがマチネという、ほとんど、劇場に入り浸っているような本番スケジュールになっているのだ。
”どこまで体力と集中力がもつか”の実験的な通し稽古のようなものだった。
1回目はみごとにぼろぼろ。
2回目が始まる前にダメだしがあると、舞台上に俳優、客席にスタッフ陣と、全員集められてダメだし・・・、と思いきや、この日は、共演者の野村さんの誕生日だった。
照明が暗くなり、映像(スクリーンにでっかくお祝いの文字)、ケーキと、野村さんの大好きなお酒のプレゼントが手渡され、制作のS子さんのお母さんが、劇場の炊事場?で煮炊きしてくださった、バランスのとれた愛情こもったおいしい手料理が、どど~んと振る舞われた。
そうだった、このためにみんな集まったんだ~。とほっとして、盛大に野村さんをお祝いしていたところに、「○時からスタッフ、その後役者のみなさんに、演出家からダメ出しがありますので~。」と舞台監督のH氏。やっぱりあるんだ・・・、と全員うなだれる。
「いっぱい、いっぱいダメ出しがあります!」と演出家。
2回目の通しの準備の時間がなくなるくらい、なが~い、大量のダメだしがあった。
気を引き締めて、2回目にトライ。何だかお客さんが続々とやってきた。これって本番!?
野村さんにあやかって、愛情と、おいしい食べ物をたらふく体に詰め込んで、心身共にリフレッシュ。
すばらしいできだった。
2回も通してエネルギーの消耗が激しかったにもかかわらず、帰り道、何とも言えない爽快感。足取りも身体もじつに軽かった。
2007年2月20日(火)
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